
引用元:妻と初めてした会話 10言目
取引先の営業から紹介された新人のアシスタントは、今まで初対面では誰も読めなかった珍しい俺の名字を一発で読んだ。「お、すごい。これいきなり読める人なかなか居ないんですよ」「えと、高校の頃の知り合いに同じ名字の人が居まして」俺はそれが彼女との初めての会話だとずっと思ってた。
実はそうじゃなかったって事は、彼女と付き合う様になってしばらくしてから教えてもらった。それは俺高3・彼女高1の頃。
「どしたの?パンク?」
「いえ、チェーン外れちゃったみたいで」
自転車で帰宅しようとして学校の駐輪場で困ってた彼女に、最初に声をかけたのが実は俺だった。恩着せがましい事を言うでもなく、手の油汚れを気にするでもなく応急処置を済ませて、
「一度自転車屋さんに見てもらってね、じゃ、気をつけて」
「あの、ありがとうございました」
そのお節介焼きな物好きが生徒会長だということを、彼女は数日後の全校集会で知った。
「それで、実は密かに憧れてたんですよ」
でも、なんの接点も無い高校生の2年差はそれなりに大きく、結局何もできないまま、密かな憧れのまま、生徒会長は卒業。
でも、印象に残った珍しくてめんどくさい名字は忘れられず、だから、就職して初めて名刺交換した相手があの時の生徒会長だと、実は疑いもせず確信していたらしい。
「忘れられませんよ、かっこ良かったから。あの頃は」
でも、まさかその珍しくてめんどくさい名字を自分で名乗ることになるとはさすがに考えてなかった、と彼女は笑った。
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お前さんかっこいいな
エンディングが洒落てるな。
あの頃はカッコ良かったって、過去形かよw
それと、自転車の一件ておまいの方は嫁さんをどう思ってた?
誰にも言わないから俺に聞かせてみ?
読んでくれてありがとう
客観的に解り易く書くのを意識し過ぎて、読み直すと自分でもなんかちょっと…な感じの文章になっちゃってるが、許してw
>>432
ほぼ外見と学校行事関係での印象しかなかった当時はかっこ良かったが、人間性の内面知った後は「かわいい?」だそうだwというか、そもそものかっこ良かったって評価自体が、嫁さんの贔屓目だな。
俺なんて、タッパあるだけのヒョロいメガネだしね。当時も今もフツーですよフツー。自転車の件は嫁さんに話聞くまで完全に忘れてたくらいだから、当時は勿論なんとも思ってない。だいたいチェーンくらいだったら相手が男でも助けてやっちゃうよ。毎日使うものなんだし、次は自分で直せってお説教も付けるけどね。
さて、そもそも下の名前が男女どっちでも通用する字の嫁さん、俺の名字に代わって全体的に字面がイカメシイ感じになった結果、名前はなんか凄そうなのに、本人はちょっとだけ天然入った癒し系な感じの童顔なもんだから、ギャップが効いて仕事相手に良く顔を覚えてもらえるようになったと喜んでる。
結婚当初は、さんざん営業に通って売ってきたのは自分かよ、と良くからかわれてたみたいだけどねw
なんかほっこり出来た
あだち充のマンガにありそう。
つまらん。
「俺の珍しくて初見では誰も読んだことのない名前を一発で読んだ」って、そりゃ過去にその名前の人を知ってればね(この話では“本人”だけど)
珍しい人名や地名なんて、知ってるか知らないかだからね。頭捻って読めるもんでもない。