【感動】『バカな母ちゃんでごめんね』貧乏な母が野球チケットを貰ってきた。俺「やったー!生まれて初めてのプロ野球観戦だ!(ワクワク」→当日、球場へ行くと…

0:記事途中オススメ!2024-02-01 03:23:58 ID:kidanlog



引用元:子供「ステーキ食べたい!」低収入シングルマザー私「そう…わかった年末はステーキ食べようね!」

129: 名無しさん 2018/01/01(月) 16:41:55.12 ID:1O0+jfwl0.net

これ嫌い

幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。

娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。

ある日、母が勤め先からプロ野球のチケットを2枚もらってきた。俺は生まれて初めてのプロ野球観戦に興奮し、母はいつもより少しだけ豪華な弁当を作ってくれた。

野球場に着き、チケットを見せて入ろうとすると、係員に止められた。母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。チケット売り場で一人1000円ずつ払ってチケットを買わなければいけないと言われ、帰りの電車賃くらいしか持っていなかった俺たちは、外のベンチで弁当を食べて帰った。

電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。

俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せてやることもできた。

そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように「野球、ごめんね」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。




141: 名無しさん 2018/01/01(月) 16:43:59.52 ID:EIwX4lJY0.net
>>129
これ息子が立派になってるだけマシやろ
 
144: 名無しさん 2018/01/01(月) 16:44:26.12 ID:VIuSLaT00.net
>>129
新聞奨学生すごヨ



こちらも読まれています
1001:名無しさん@お腹いっぱい。 2025/07/13(日) 09:00:02 ID:kidanlog

2件のコメント

  1. それ、走馬灯って言うんだけど
    お母さんはちゃんと幸せになってから旅立ったのは間違いないからね。
    若い時の記憶がハッキリ残ってるのはしゃーないんだわ。脳の仕様です。
    幸せで楽しい時間がたくさんあったから、逆に言えば「人生を振り返っても後悔がそれしかなかった」ってことだよ。
    苦労あれど幸せな人生だったのは間違いない。優しい息子さんのおかげで。

    ちなみに私は貧乏が振り切れて山海で野生の猿化していた。今でも無性に山に還りたくなる。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA