引用元:今までにあった修羅場を語れ【その23】4
私が中学3年の頃、高2の姉にストーカーがついた。
家や机に差出人不明の手紙が入り、学校内で私物、自転車が消えるなどの被害があった。 警察に相談するも、「実際に相手を視認したわけでもないから様子見」と消極的な対応がなされた 姉は怯えて学校に行かなくなり、家のポストに手紙が投函されるといよいよ緊張が高まってきた
警察によるパトロールが行われたが両親はいくつかのストーカー殺人の事例などにあたり、それぞれ想定がなされた
・巡回の間隙を縫って、直接自宅を襲撃し姉及び家族を殺傷する
・手紙(封筒)に刃物及び病原体、薬品、爆発物を封入する
・火炎瓶等による放火
両親は各部屋に消火器やゴルフのパター、殺虫スプレーを置き、自宅襲撃に備えていた 男子中学生であった私も戦闘要員に組み込まれ、金属バットや木刀、包丁などで武装することになった
来客は決して一人で応対せず、必ず一人は武装して対応する。
夜更かしが解禁され、両親が仮眠をとっているときには私が深夜アニメなどを見て明かりをつける。いつ攻めてこられるか分からない緊張感、日に日に疲労していく家族。 私に至っては「いっそ攻めて来い」とさえ思った。
相手がわかりさえすれば、手にした武器で無力化できる、相手を殺せば報復の危険は無くなると。 部屋での素振りが日課になり、どのように相手を殺傷するかとを考えたころ、事態はあっさりと収束した。
姉の同級生の男(バスケット部だったかな?)が別件の未遂事件で逮捕されたのだ。
どうやら、下級生の女子を密室に連れ込んだとかそういうので 姉に告白する勇気もなく?嫌がらせをしていたらしいが姉の不登校と警察の巡回強化に、手近な後輩に手を出そうとして警察に訴えられたとか
その時に手紙やらなんやらが見つかったのと、指紋一致で余罪発覚という流れ 盗まれた姉の自転車は河原の雑草の中で朽ちていた そんな姉は補修のおかげで留年せず、今では無事、家庭を持っている 私も無事、高校を卒業して今年の春より県外の会社で勤務するようになった。
人生で一番長い1か月半だったような気がするし、人を殺してはいけないという倫理観を超越したのもその時だけだろう。
正直、姉の後輩の事件は警察からもプライバシー保護の観点とかで情報入らなかったんであんまり分からない
相手の姿を警察署で見たけど、ただただ普通っぽいような、友達も2~4人くらい居そうな感じだったんで、なんで彼が道を踏み外したのかわからん 最初は息のつまる雰囲気で、会社員の父親に「覚悟を決めろ」と言われて何の覚悟だよと思った
「いじめ」で学校に乗り込むのかなと思ったら、プリンターで打った脅迫文?と封筒見せられて「ただ事じゃないな」と。 特に姉が好きだったわけでもないが、弱々しくなって部屋から出たがらなくなってる様見たら、怖いけど戦うしかないと思った
木刀は小学校の時の修学旅行で買って母に没収されたブツ。玄関の傘立てに刺さってた。 母が門扉まで出るときに、後ろ手に木刀持ってるんだから配達屋の兄ちゃんも異様な雰囲気にビビったに違いない
>>586
乙 いい家族だ ストーカーもどきは勝手に転んで頭打って死ねばいいのに