なのに、お通夜での父の同僚の思い出話の都合のいい部分だけ聞いた人たちが49日も終わらないうちに凸ってきた。
私実兄の嫁親族・・長男がすべて相続するのが筋、遺留分は仕方ないけど妹(私)は遠慮してほしい。
私夫の親族・・いまどき長男なんて関係ない、一番介護した妹が受け取るべき。
そんなの実父の酔った上でのホラ話だし実際はそんなにお金ないと言っても信じない。困り果てて夫に「そんなお金ないって言ってるのにね。それにあの人たちには関係ないのに」と夫に愚痴ったら「いいかげん僕のことも信用してくれないかな。本当のこと行ってくれなと僕も君をまもりきれないよ」
夫、私のいうことを信用してませんでした。実父は生前、夫をかわいがって自分の小遣いの範囲だけどよく釣竿とかいろいろ買ってプレゼントしてた。それもあって、夫の中で実父はお金持ちとイメージができてたみたいだった。
「え?河童と親友とかも信じてるの?だからありえないって」
「茶化すな。そこまで強情なら僕を信用してくれるまで君を叩くよ?それでもいいの?」
単なる脅し文句かと思ったら本当に20数発叩かれた。
いくら手加減されてもさすがにそれだけ頬を張られたら真っ赤になった。そのまま実家に逃げたら、兄も同じような状態でわが子を抱いて実家に避難してた。
私のほうは「もう叩かないでいてあげるから戻っておいで。早く戻らないともっと酷くなるよ。自業自得になるよ」と誰が聞いても戻るわけないような説得をされた。
兄のほうは嫁に「反省するまで戻らないで。ちゃんと全部相続したら家に入れてあげる。子供の世話がどれだけ大変か思い知りなさい。それが罰よ」と嫁から帰宅を拒否された。
私のほうは目に見えるDVと悪気がないのか叩いたことを夫隠しもしなかったのでなんとか離婚。離婚には応じてくれたけど、財産分与!と最後までお金のことでごねられた。兄のほうは、養育実績を作ろうということで結局2年かかって離婚した。
一番の修羅場は実家に仕事から帰宅した時、顔を隠した男が家の中を漁ってるのに遭遇したこと。すぐに外に逃げて近所の人が取り押さえてくれたんだけど、犯人は、夫の従弟の嫁兄の弟という、親族のカテゴリに入るのかどうかすら分からない相手だった。
「親族なんだから大目にみてやって」
「親族じゃないから関係ない、だから離婚はやめてやってほしい」
結局向こうも親族扱いなのか違うのか混乱してた。
元夫もその親族も、元兄嫁もその親族も、こんなことがあるまではごく普通の人だったはずなのに。今は、兄の子に関してが懸念材料。元兄嫁側の親族と名乗る相手や元兄嫁親から、血がつながってるんだからと暗にお金の無心電話がくる。
離婚の時お世話になった弁護士さんにお願いしたら、そういうのにもっと強い弁護士さんを助っ人に読んでいいですかと聞かれた。あの弁護士さんも頼りになう人だったけど分野とか違うんかなと思ったり。
しんどい。元夫も元兄嫁も優しい穏やかな人だったのに。
カプ板にいると言う事は今は素敵な恋人がいるのであろう
人間の醜さが露見するのはハレの日とケの日なんだってさ。
結婚式場と葬儀場のスタッフの方々は、おぞましい人間の姿を知り、戦慄すること度々だそうだ。