うちの会社であった修羅場
昨年うちの部署に来た新卒の女の子Aがずっと部署の責任者Bからパワハラされてた。
Aの家庭環境は悪く、幼い頃父が他界。金銭面に苦労した母親は過労で倒れ、Aは親戚に預けられていた。そのうち母親も自殺。親戚の家で育てられ、奨学金を借りてそこそこの大学へ入学。
これをBに配属当初からからかわれ、
「生まれてこなかった方が良かった」
「あなたのギョロついた目は親に愛されなかった人の目(普通に目がぱっちりしてるだけ)」
「あなたは普通じゃない、本来なら社会に出ては行けない、風俗が妥当」
と散々な言葉をニコニコしながら話す。
Aもいつもニコニコして、
「仰る通りです」という。
皆Aが我慢してくれてるんだと思い、社長に訴えてBの言動を諌めて貰おうとしたがダメだった。
Aは良い子で、仕事も頑張ってくれた。だから余計腹が立った。
でも話の内容が内容だけに、本人に聞いたり話したりすることが中々できなかった。そんな感じで半年たった時、Aと2人で飲む機会があった。仕事の愚痴とか恋愛話で盛り上がってたところ、Aが突然「私、普通になれましたか?」とニコニコしながら聞いてきた。
聞いてみると、
・Bさんに言われる前から、自分は普通の家とは違う環境で育ってきたというコンプレックスがあった
・Bさんはそれを見抜いて指摘してくれて、普通の女性にしようと努めてくれている
・時々Bさんにはお礼のメールを送っている
・自分も努力しているけど、普通の基準がイマイチ分かってない
・周りの人がが認めてくれるような女性になれたか気になる
とこれまたはにかんで話してくる。
ああ、この子は普通になりたくてずっとBの言葉を間に受けて、懸命に頑張ってたんだと思うと凄く泣けた。
良い子だね
幸せを掴んで欲しいよ
ただ、業務上の指導と言えるレベルの言動ではないからとにかく記録を残して何か起きた時に使え。
続き
その時は「えー!?Aがおかしいとか思ったことないしwwwいい子だし助かってるよー!でなきゃ飲みにも行かないわwww」と話を終えた。
Aは嬉しそうだった。その後もBのパワハラは続いたが、Aはニコニコして働いてた。けれど社長が変わり、新社長にBのパワハラが告げられると新社長大激怒。頃合いを見てBを異動させた。AがBを慕っているのは知ってたが、「Aが部下に対し同じ台詞をいう奴になって欲しくない」という新社長の希望で、新社長自らAを呼び出し、パワハラの事実を告げた。でもAは本当にパワハラされたという意識がなかった。新社長が
・生まれや育ちで見下すことはやってはいけないこと
・あなたはずっと馬鹿にされ続けていた
・辛いと思うが、新人時代パワハラを受けたと重く受け止めて欲しい
・そう言った悪意も善意で受け止めてしまう点は普通じゃない
ということを何時間も話したらしかった。Aは落ち込んでいたが、それでもBを悪く言わなかったし、いつも通りテキパキ働いていた。
でもある日、突然Aが出社してこなくなった。一人暮らしだし何かあったのか!?と管理会社と警察に通報して部屋をこじ開けた。
A、首を吊ってた。
救急車を読んだけど間に合わなかった。病院で亡くなった。遺書には「普通の女性になれなかった」「もう生きていく自信を失った」「会社には感謝している」というようなことが書いてあった。
この後が修羅場だった。本当にパワハラと伝えてよかったのか?伝え方がもっとあったんじゃないか?そもそもパワハラされてた時点でもっと助けてやれたんじゃないか?
周囲でも意見は真っ二つだった。これが原因で辞める人もいた。
私は今でも務めてるけど、あの時ワクワクした顔で「普通になれましたかね?」と聞いたAの顔が忘れられない。
みんなで、Aが社長にパワハラされていると訴えたのは正しかったのだろうか。未だにどっちが正解だったのかわからない。
朝からなんつーやるせない話を読んでしまったんだ
A次はとびきりいい家庭・職場環境に生まれてくれーーーー
この投稿内容からは新社長の問題点(法的責任はもちろんない)は見いだせないが、
本人は「今、自分は”普通”になれて社会に溶け込めているか否か」と、「普通であること」
の一点に余人には計り知れない決死のこだわりがあったようなので、
まずはそこを安心させてあげてからの>>307の指摘をすれば、あるいは結果が違ったのかもなあ・・・
新しい社長の判断とかは間違ってないよ
Bからのパワハラが続いていても自殺したかもしれないしなあ
最近のLGBT問題にも似てる気がするわ。
親の愛情を受けずに育ったからAに依存してしまったんだろうな。可哀想に。
パワハラ豚ブ田中もう喋るな息するな、しね屠畜されろ
Aに、普通ではないとではなく、普通の人の中でもかなり素晴らしい人間になれているし、それはBのおかげではなくてAじしんの努力と魅力によるものだ、と伝えたいよ。