引用元:胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(117)
胸がスーッとする訳でも武勇伝でもないが聞いてくれ
一年くらい前の話なんだけど俺ラーメン好きで県外も含めていろんなとこ食べに行ってるのね
そこは知り合いから教えてもらったラーメン屋でネットで場所調べてたら口コミに『頑固オヤジの』『味はいいがオヤジが』みたいな内容がちらほらあったんだ
んで友達と二人で『なんかいーねーこういう店!』って言いながら向かったんだ
車で一時間ほどかけて着いたんだけど、けっこうな田舎でポツポツとしか民家がないようなとこに店はあった
駐車場はいっぱいで『おお、人気なんやー』って言いながらワクワクでドアを開けると中はお客さんで満席
オヤジが一瞥くれて『すいません外で待ってください』って職人ぽい感じ
しょうがないから外で20分ほどまったかな、席が空いたんでカウンターへ案内されたんだ
ラーメンを注文して待ってたんだけど家族でやってんのかなぁーって感じのラーメン屋なんだ
店員はオヤジとおばちゃんがいて、若い中高生くらいな女の子が二人
オヤジは愛想もぜんぜんなくて、店内をジロジロ見ながら厨房にも目を光らせてる
まあ俺はラーメンさえ美味しければ文句はないんだけどね
んでお待ちかねのラーメン到着
まずはスープを一口 、おおうまい!
と思ってたらオヤジが怒鳴ってるんだ
オ『食器はすぐ下げんか!』
娘『はい』
オ『スープ入っとる器に他の器を重ねるな!』
娘『はい』
あー、これ俺嫌なやつ
食べてるときに店の指導を声出してやるの
美味しいものが美味しく食べれないやつ
話聞いてたらバイトの娘みたいなんだけどずっと言ってんの
オ『声の小さか!』娘『はい』
俺(お前がうっせえ)
オ『女は愛想がないとでけん!』娘『はい』
俺(お前もな)
オ『周りを良く見らんか!』娘『はい』
俺(お前もな)
あーあと思って友達と顔を見合わせ下唇をつきだしてダメだこりゃってやってた
んでずーとやってんのオヤジ
はよ動け、食器下げろ、はよせんか、愛想よくしろ
いやになっちゃうよな、んで
オ『だいたい何回言ったらわかるんか!』『一回言われたら覚えろ』娘『はい』オ『昨日も言ったろうが!』
ここまできてやらかしたんだこのオヤジ
娘『昨日は来てません』
俺は鼻からスープが出て咳き込んだ
オヤジ固まってんの
5秒ほどDIOが時を止めた後
オ『女は愛想よくないといかん』って小さく呟いたんだ
娘ナイスw
あとは福岡とも共通の方言