引用元:本当にやった復讐 2
これも復讐かな?長文失礼します。
私は理容師になり3階建ての大きなお店に入りました。やさしく教えてくれるのかな?と思っていたらとんでもなかった。高校卒業まで全国レベルの柔道部にいたのでスパルタは覚悟できたが、そこは精神的にくずの集まりだった。
昨日言ったこと今日は違い朝言ったこと昼には違い、先輩の失敗は全部俺。夜遅く練習するのが理容師美容師の腕の磨き方なのだが、先輩たちはさっさと寮に帰って焼酎を片手に先輩風を台風のように吹かせていました。
それでも一人で練習していると「一人で練習して電気代使うな」とか「上手になって威張りたいのか?」とかいって嫌がらせ。電気消されたり、鋏をカシャンと落とされたり。靴が無くなって、ひょっと見ると先輩がはいていたり、国家試験の勉強も段ボールの机でやりました。
それでも見習いだからとがまんして4年半、もういいや習うべきことはもうない。と、自分の実家に帰って、それからが本当の修業だったかな。親父は厳しく、いろいろ注意され怒られ、しかし我慢なんて全然しなくて返って心地よかったよ。
なにせ練習するのに嫌みは言われないし、時々こそっと見に来てる程度で邪魔しないし。それどころか見守ってくれてるからなんか安心だし。それで、皆が出る、コンクールで先輩たちぶち抜いて表彰台に上がりました。上から先輩たちが良く見えて、手を振りピースサインしてあげました。
次の年からその先輩たちの姿はコンクールから消えました。たまにコンクールを見に来ていたのを捕まえて「勝負しますか?」っていうと苦笑いでそそくさと消えました。
12人いた従業員の6番目だったのですが、私が辞めて私の後輩たちが皆辞めたそうです。私というワンクッションあったのが急になくなり、後輩たちへと行ったんだろうか?後輩たちにはすまないことをした。
オーナーが又、金の亡者で、仕事は尊敬なんかできないへたくそだった。ただ従業員からの売り上げのねこばばが得意だった。それから入店するやつ入店するやつドンドン辞めて、今はひっそりとオーナーの息子がやっててオーナーも早死にしたらしい。ほんとに安い給料で暮らしていたんだけど先輩のたかりもひどくてね、油断も隙もなかった。
↓続く
それから10年、私が全国大会出場決めても、親父が死んでも何にも音沙汰なかったので、「ああ、それならそれでいいな」と思っていたら。いきなり電話かかってきて
そういうので2人ほどいた従業員に手取り足とり教えてあげました。ただ、10年かかった技術を一回見たら判ると言ったこの先輩は相変わらずだな、と思い。ほうそれならと、この従業員に時間の許す限り教え。
さて、一カ月後従業員は皆、退店し、違うお店を求めて出て行ったそうです。ホームページまで作り賑やかな写真が一杯あったのですが、従業員の写真が無くなり、オーナー1人の写真になり、先日アクセス不能になっていました。
いずれにしろ、たまにはこういうのも良いもんだ。
精一杯教えてあげたところかな
ありがとう(^^)
そんな感じです。
そして相手は勝手に自滅。鮮やかな報復ですな。
少しやっつけてやろう的な感じだったんですが、こうも効き目があるとは思いませんでした。まあ、4年半居た店も先輩の店も、昔ほど繁盛していないものの一応は今でも営業しています。
天晴れお見事!
理容店はなかなか潰れないよね。
やってる人は理容以外何もできないから、身の振りようがないというかしがみつくしかないというか。
しかし見習い含め従業員が12人もいる店なんて、理容店では珍しい。1000円カットとかかな。