引用元:妻と初めてした会話 10言目
取引先の営業から紹介された新人のアシスタントは、今まで初対面では誰も読めなかった珍しい俺の名字を一発で読んだ。「お、すごい。これいきなり読める人なかなか居ないんですよ」「えと、高校の頃の知り合いに同じ名字の人が居まして」俺はそれが彼女との初めての会話だとずっと思ってた。
実はそうじゃなかったって事は、彼女と付き合う様になってしばらくしてから教えてもらった。それは俺高3・彼女高1の頃。
「どしたの?パンク?」
「いえ、チェーン外れちゃったみたいで」
自転車で帰宅しようとして学校の駐輪場で困ってた彼女に、最初に声をかけたのが実は俺だった。恩着せがましい事を言うでもなく、手の油汚れを気にするでもなく応急処置を済ませて、
「一度自転車屋さんに見てもらってね、じゃ、気をつけて」
「あの、ありがとうございました」
そのお節介焼きな物好きが生徒会長だということを、彼女は数日後の全校集会で知った。
「それで、実は密かに憧れてたんですよ」
でも、なんの接点も無い高校生の2年差はそれなりに大きく、結局何もできないまま、密かな憧れのまま、生徒会長は卒業。
でも、印象に残った珍しくてめんどくさい名字は忘れられず、だから、就職して初めて名刺交換した相手があの時の生徒会長だと、実は疑いもせず確信していたらしい。
「忘れられませんよ、かっこ良かったから。あの頃は」
でも、まさかその珍しくてめんどくさい名字を自分で名乗ることになるとはさすがに考えてなかった、と彼女は笑った。
- 私は昨年からクッキーを焼くのにはまっている。元々お菓子作り趣味はなくて、アメリカのミステリー小説に載っていたレシピがきっかけだったので試行錯誤で何度も作っていたのだが…
- 親戚や友達グループで赤ちゃんが生まれてその子が男の子だと、女の人はオムツ替え覗いていいみたいな感覚持ってる人が周りに多い。
- 【1/2】 妻に浮気しているのか?と聞いた。妻は「あなたこそ浮気でもしてるんじゃないの?証拠もないのに勝手なこといわないで!」と。でもお前、結局ホストと浮気してたじゃねーか!
- 娘「大学に進学する!」親「するなら勘当だ!」→自力で大学に進学。バイトと奨学金で携帯電話もなく、4畳半の部屋に住み乗り切った→しかし両親は…
- ピザを注文 → 『ピンポーン』俺「お、きたきた。はーい」??「こんにちはー^^」→俺氏、無言でインターホンの電源切った模様
- 女「痴漢!」俺「え?」正義厨「この野郎!」→腕を押さえられ、電車から降ろされた→女「駅員呼んで!駅員!」→すると…
- 【お知らせ】
- 一人暮らしの妹に毎月4万仕送りしてたが「借金が120万ある」という理由で突然帰ってきた。返せるあてがないと俺や嫁にまで肩代わりを頼んできた
- バツイチの旦那「前の嫁の方が良かった」→離婚の原因は育児に参加しなかったそうだが、自己中心的で自主性がないところかも・・→実は・・
- 【配信者】「金バエ」のSNS更新が1週間途絶え、様々な憶測が飛び交う。1週間ぶりの投稿でも一人称が「ボキ」ではなく「俺」となっており、本人ではないとの憶測が広がる
- 【お知らせ】
お前さんかっこいいな
エンディングが洒落てるな。
あの頃はカッコ良かったって、過去形かよw
それと、自転車の一件ておまいの方は嫁さんをどう思ってた?
誰にも言わないから俺に聞かせてみ?
読んでくれてありがとう
客観的に解り易く書くのを意識し過ぎて、読み直すと自分でもなんかちょっと…な感じの文章になっちゃってるが、許してw
>>432
ほぼ外見と学校行事関係での印象しかなかった当時はかっこ良かったが、人間性の内面知った後は「かわいい?」だそうだwというか、そもそものかっこ良かったって評価自体が、嫁さんの贔屓目だな。
俺なんて、タッパあるだけのヒョロいメガネだしね。当時も今もフツーですよフツー。自転車の件は嫁さんに話聞くまで完全に忘れてたくらいだから、当時は勿論なんとも思ってない。だいたいチェーンくらいだったら相手が男でも助けてやっちゃうよ。毎日使うものなんだし、次は自分で直せってお説教も付けるけどね。
さて、そもそも下の名前が男女どっちでも通用する字の嫁さん、俺の名字に代わって全体的に字面がイカメシイ感じになった結果、名前はなんか凄そうなのに、本人はちょっとだけ天然入った癒し系な感じの童顔なもんだから、ギャップが効いて仕事相手に良く顔を覚えてもらえるようになったと喜んでる。
結婚当初は、さんざん営業に通って売ってきたのは自分かよ、と良くからかわれてたみたいだけどねw
なんかほっこり出来た