母国で食べた味噌汁は本当に美味しくなかったので彼女が初めて味噌汁を出してくれた時は食べるのを断ろうと思った

2014年5月6日

531: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/09/24(火) 02:32:09.33
明日は結婚記念日なので書いてみる
最初に言っておくと自分は中国人です
大学生の時に語学留学で日本に来てそのまま日本に惚れ込んで住み着いた

今は日本国籍を取得している

奥さんは当時訳ありらしく自分が入っていた小さな下宿にほぼ住み込みで働いていた  
調理師志望とかで食事作りに一生懸命だったのが印象に残っていた

恥ずかしいが当時自分は日本の食事は母国で何度か食べた味薄いだけの
病院食のようなものの印象が強く、美味しくないと勝手に決めこんで
いわゆる食わず嫌いをしており、出された食事を食べず勝手に弁当を買ったりしていた  
ある日奥さんが「私は調理師を目指している。日本の人にも外国の人にも美味しいと言われる料理を作れなくてはいけない。もし良かったら私の練習に付き合って下さい。意見を言って下さい」と声をかけてきた

正直面倒と思ったが、食事が出るのに毎日弁当買うのもお金もきついし申し訳ないからと承諾した

532: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/09/24(火) 02:49:14.49
最初に出されたのは今でも覚えてる、豚の角煮と豆腐の味噌汁、白ご飯だった
角煮は当時の自分でも食べれたが味噌汁が問題だった
中国で食べたのは本当に美味しくなかったんだ
これは悪いけど、と断ろうとすると「それでは練習にならない。一口だけでいいんです。まずかったらはっきり言って」と言われ恐る恐る口にした

美味しかった。
ほんのり魚の香ばしい匂いがして、甘い味噌がじんわりと口にしみこんだ
一気に掻き込んで「美味しい、味噌汁って美味しいんだね。お代わり貰えるかな」と言うと
嬉しそうに笑って持ってきてくれた

それから彼女の作るものを食べたがどれも本当に美味しくて、
自分はどれほど馬鹿だったのか、こんな美味しいものを残して彼女を傷付けていたのか
と思うと恥ずかしくて情けなかった

それがきっかけで彼女とは交際を始めた
今では自分は日本食に惚れこみ、無事調理師の資格を取れた彼女とともに
小さな定食屋をしています
彼女には色々料理を教えて貰い、娘も生まれて毎日大変だけどとても幸せです

当時は日本がこんなに好きになるなんて思わなかった
明日は奥さんがあれ以来自分の好物になった豚の角煮を作ってくれるそうで楽しみだ

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